2022年11月11日

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)公募事業を受託

Swift Xi株式会社は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「産 業DXのためのデジタルインフラ整備事業/3次元空間情報基盤に関する研究開発」で、共同提案事業「情 報容量が可変するセマンティックデータ連携空間IDからなる3次元空間情報基盤構築と基盤を通じた二拠 点でのドローン自律移動の安全・効率的な運行の実現」(以下「本プロジェクト」という)を受託しました。

本プロジェクトの狙いについて、NEDOの基本計画では「空間IDを共通インデックスとして多種多様な空 間情報を検索・統合して活用することを容易化・効率化するとともに、空間情報を機械が判読可能な形式で 提供することにより、ドローンや自動配送ロボット、自動運転車等自立移動ロボットの安全・効率的な運航 を実現し、空間IDを活用した新たな価値創出を目指す。」としています。

現在、ドローン等の安全な飛行に際し、国と民間のそれぞれが所有するデータを統合して参照する技術や、 地上の人や車両の情報から安全な飛行ルートを選定する技術、ドローンの位置情報に対する攻撃への対策な

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どを統合したプラットフォームは存在しません。

本プロジェクトは、3次元空間情報基盤のアーキテクチャ設計と社会実装に向けた実証を行うSSIL(宇宙 サービスイノベーションラボ)の取りまとめにより、3次元空間情報基盤の開発・実装を担当するIntelligent Style 株式会社、独自の飛行ルート自動作成システムによりドローン飛行計画のリスクマネジメントシステ ムの開発を担当する株式会社ゼンリン、ドローンの運航リスク算出に必要な動的人流ビッグデータとドロー ン位置情報に対すSpoofingの脅威に対する安全支援策の策定を担当するLocation Mind株式会社、3次元 空間情報基盤、リスクマネジメントシステム開発のためのドローン実証飛行を担当するSwift Xi株式会社に より進められます。

代表取締役社長 福岡賢二は、「空の産業革命において不可欠な3次元空間情報基盤は『空の視える化 』を実現し未来を支える重要なインフラとなります。弊社がその評価実証を担うにあたり、これまでSwiftグル ープを通じて得たドローンの製造・運用のノウハウ、並びに日本の航空関係法令に精通したプロの知見を 活かし、航空安全に資する情報基盤となるよう努力する所存です。」とコメントしました。

国の主導のもと、様々な知見や経験を有する企業が協力し、実証実験を行うことにより、統合された3次元空 間情報基盤の開発に取り組むのがこのプロジェクトであり、これまで存在しなかった相互にデータやシステムを 連携するためのルールや標準を開発することが期待されています。 2027年までに達成することを日本政府が目指す、企業や業種をまたがるデータ連携を円滑に行うための制度 化達成に貢献することとなります。

COO(最高執行責任者) ニック・バルアは、「ヘリなどの既存航空機との協調だけでなく、空飛ぶクルマな ど次世代航空モビリティへの拡張へもつながる3次元空間情報基盤開発の一員として、ドローンだけで完結 せず、実社会の経済活動や災害対策にもつながるユースケース実証飛行を実施したい。」と述べました。

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